スタートアップやベンチャーの出資を雑にまとめてみた。得た知識をざっくり残すために。
4/1に僕の熱意を見つけたという記事を書いてから早2週間がたちました。
周りの人に恵まれているということを痛感する日々が続いております。
相変わらずバリバリ熱意MAXでやっております。
先日投資家の方とお話させていただく機会がありました。結構有名だと思います。その一方で同世代で多額の出資を得て事業をやっている人の話を聞く機会もありました。
スタートアップやベンチャー企業の話で、ちょいちょい出てくる出資の話を少ししようかなって今日は思います。
スタートアップやベンチャーに多い出資の手法
IT界隈でちらほら聞く出資。実は現状まったくお金がなくても出資してもらうことが可能です。
僕が最近知って衝撃だったのは、億単位で調達してる方が最初は1万円ではじめたんだ~とさらっと言っていたことに衝撃を受けました。
どうやっているエクエイティファイナンスという手法を用いやっているそうです。
エクイティファイナンスは、「新株発行を伴う資金調達」のことであり、企業のエクイティ(株主資本)の増加をもたらす資金調達のことをいう。具体的には、公募(時価発行増資)、 株主割り当て、第三者割当といった払込を伴う増資や、転換社債型新株予約権付社債(CB)等の新株予約権付社債の発行などを総称する際に使われる。一般に、デットファイナンスが負債の増加を伴うのに対して、エクイティファイナンスは資本の増加を伴うところに大きな特長がある。
事業やもっているプロダクトの価値や期待値によって株価がかわり、出資額が変わるみたいですね。
巷で流行っているIT起業の出資は、この手法が用いられるパターンが多いみたいですね。ふむふむ。
特に学生起業をしようとしてる人は、初期投資がかかるのに、最初の資本金数百万円を用意できなかったりする場合など、有効みたいですね。
出資にはいくつかラウンドがある
大きく分けて4つ?だった気がします。
シード期
設立準備段階です。ビジネスモデルやコンセプトを固めている段階ですので、資金需要はそれほど必要ありません。しかし、会社設立までの諸費用や人件費は最低限必要になります。また、ビジネスモデルが本当に実現可能かを調査する市場調査費などの資金が必要となる場合もあります。一方で、会社設立後にビジネスモデルを実行するための資金需要の全体像を把握し、その検討を行う必要があります。
シリーズA(アーリー)
ベンチャー企業に対し、ベンチャーキャピタル等が出資する段階のひとつで、起業したばかりのスタートアップ企業に対してなされる投資のこと。製品の企画、開発やそれに伴う技術開発などに対してシリーズAの投資がなされる。
シリーズB(ミドル)
ベンチャー企業に対し、ベンチャーキャピタル等が出資する段階のひとつで、シリーズAに続く第2段階の投資のこと。シリーズAの投資では、起業したばかりのスタートアップ企業に対してなされ、事業がある程度進んだ段階でシリーズBによる資金調達が必要となる。
シリーズC(レイター)
累積損失も解消され、フリーキャッシュフローも黒字となっています。
この段階では、民間金融機関からの融資条件も以前に比べて有利となっています。非公開を選択している企業では、融資が主たる資金調達方法で、民間金融機関からの通常の借入金のほかに、シンジケートローン(特定の金融機関をアレンジャーとして指定し、複数の金融機関からの資金調達をすべて取りまとめて行う)やストラクチャードファイナンス(債権・不動産の流動化等)が行われることもあります。
出資について言えば、この段階でVCの出資を受ける場合もありますが、一般的には取引先や金融機関に第三者割当増資を行い、IPOを前提とした安定株主対策を行う場合が多いと思います。VCから出資を受けている企業では、この段階でIPOを行うことが一般的です。
噂によると、多くはないのですが
シリーズDとシリーズEまであるそうですが、基本はCまでだったような気がします。
シード期に株式の40%を投資家にもっていかれて、追加出資を狙うときにヲワタ・・・とか、逆に、バリューが高すぎて追加出資してもらうのキチイイイイイってなったりするなど、持ち株の割合など、戦略を考えて、最終的にどうするかを描きながらやらないと痛い目をあってしまいます。
一筋縄ではいかないのだなぁ。。。
そして、この政策をミスったが故にヲワタ会社もあるくらい落とし穴的な要素が満載です。
とはいえ、悪いことばっかりではありません。
使い方によってはこんなことが可能になったりするみたいです。
出資をしてもらうメリット
投資家の方もリターンがあるため行うので、その会社が成長するために必死になって応援してくれます。その人(会社)の人脈や経験、インフラなども提供してくれたりします。
たとえば最近話題になった元LINE社長の森川さんが新規事業ではじめたC Channelなどを見たらわかりやすいですね。
C Channelは女の子の動画ファッションメディアです。
5億円ほど出資してもらったのですが、出資元がアイスタイル、アソビシステムホールディングス、グリー、GMO VenturePartners、ネクシィーズ、B Dash Ventures、MAKコーポレーション、楽天などからですね。
モデルやタレントをかかえているきゃりーぱみゅぱみゅで有名なアソビシステムや、インフラ周りが強いGMOなどなど、そういった人材や環境をフルに使える体制を整わせながら調達するという。
楽天も凄くダサい20代から30代向けのウェブファッション雑誌?的なのをリリースしてたみたいですが、、、どうなんだろう。敵の戦略を知るために出資したか・・・もしくは、お互いの情報を交換して発展するため、、、??レイター向けのユーザーにもしかしたらターゲットを絞っているからわざと雑誌のスタイルを残しているのでしょうか。。。ここはもう少し調べてみる価値はありそうですね。
やり方次第では、とても強力な味方となる出資。スピードが命とされている面ももつIT業界だからこそ、資本を一気に突っ込んで闘うという方法も1つです。
しかし、出資を狙わないで、持ち株を100%保ちながら、事業を育て、利益を出した分を投資するという方法もあったり、会社員や自営業・学生をしながら、空いてる時間を使って開発や運営するスタイルなど、いろいろありますね。
多くの選択肢を知ったうえで自分に合ったベストな選択肢をとり、武器にしていきたいものです。